ピラティスがバレエに繋がらないと悩んでいませんか?
今日は大人リーナさんのこんな悩みを掘り下げたいと思います!
バレエが上達したくてピラティスをはじめたのに、ちっとも進歩しないんです・・・
バレエが上手になりたくてピラティスをはじめて、何年経ってもバレエに繋がらないというお悩みをよく聞きます。
ピラティスをバレエに繋げていくにはどうすれば良いのでしょうか?
チェックポイント1: 基本の立ち姿勢を見直そう
ピラティスをすることで、なんとなく筋トレをした気になる。けれどもやみくもに運動しても、効果を感じづらい場合にはご自身の姿勢を一度見直されることをおすすめしたいと思います。バレエは競技特異性が強く、実は次のような問題を抱えていらっしゃる方が多いです。また加齢と共に元々備わっているポジションを正そうとするセンサーも鈍くなります。
・反り腰
・X脚、O脚
・肘や膝の過伸展
・柔軟性を求められることから関節が緩くなりがち
下の写真は、私がピラティスを始める前と後を比較したものです。期間は1年間。
ビフォーもすごく悪い、というわけではないですが・・・
ちなみに私は元々がバレエ向きの身体ではなく、上のリスト全てに当てはまります(苦笑)
踊る前の姿勢が崩れていれば、当然その後につながる動作に影響が出てきます。ですから、立ち姿勢を改善できたことは大きかったと感じています。
立ち姿勢が綺麗になると、次の動作に余裕が持てます♪
チェックポイント2: 不良姿勢から起こる問題から見えてくる自身の課題
次に、上記のビフォーのような反り腰姿勢から起こる様々な問題に気づけたことも重要でした。
・腰痛の原因となりやすい、腰椎前弯により将来脊柱管狭窄や坐骨神経痛などのリスク大
・肋骨が開き、呼吸が浅くなる
・腹筋や前鋸筋が弱化する
・胸椎の可動域の低下
・前腿、外腿の過緊張
このような姿勢を放置しておくと、将来の病気のリスクが高まってしまいます。さらに間違った姿勢でバレエのような負荷の多い運動を繰り返すことで筋バランスの崩れが大きくなっていきます。
自分の身体の問題点や動きの癖などを知ることで、問題解決に向けたトレーニングや将来の怪我や病気のリスクを軽減できます♪
バレエでは繊細な身体のコントロールが要求されます。意識しなくても出来るくらいの体幹の強さが必要です。
チェックポイント3: バレエ上達の鍵は諦めないこと、ピラティスはクロストレーニングの一つ
バレエはコーディネーション能力、リズム感、演劇性など色々な能力が要求されます。ピラティスはバレエ上達のために出来るクロストレーニングの一つ。体幹や筋バランスを整え、身体の繊細なコントロールができるようになり、柔軟性を身につけることでバレエ上達の可能性が高まります。ただ、それだけでは残念ながら不足しています。振付を覚える能力は実際のバレエレッスンを数こなしていく必要があります。
できるだけ生の舞台に触れてバレエを鑑賞することも大事です。舞台を見る機会があれば、ぜひ踊りだけではなく、歩き方、お辞儀など、それぞれの役にあった振る舞い方などにも注目してみてください。音楽の演奏会、演劇やミュージカルを観たり、美術館で色々な芸術作品に触れることなどでも感性を磨くことができます。
バレエダンサーはほぼ毎日レッスンをして、リハーサルもしています。ですから、大人から始めた方がバレエの動きに慣れるには時間が必要です。長くバレエが続けられるよう身体のコンディションを保って、いつまでも楽しんでいただきたいです!
大切なのは諦めないこと、そのために出来るだけ長く健康で踊れるようにピラティスを取り入れてもらえたらと思います!
コツコツ続けることは簡単ではありません。でもそんな努力を楽しめる方は、ぜひ一度ピラティスやマスターストレッチに挑戦しにいらしてくださいね!読んでくださり、ありがとうございます!